将棋プレス


棋風と技術と作戦。その2。~真綿で首を絞めるような勝ち方~

羽生世代が台頭し始めた頃、平成6年(1994年)11月、▲青野八段 vs △S先生。

図1.先手の▲3四銀に対して、S先生が、△4ニ金引と辛抱した局面。

先手優勢である。

〔図1. △4ニ金引まで〕

この局面で、青野は「若手なら・・・きっと手を渡して勝つに違いない」

と考え、▲6五銀と攻防に出た。(註1)

〔図1. ▲6五銀まで〕

「真綿で首を絞めるような勝ち方が一番いいんです」と、

常日頃から言っている森下卓八段の言葉が、頭に浮かんだからだ。

結果は、勝ったのだが、局…

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